営業職からITエンジニアへの転職戦略
エンジニア職がまだまだ人手不足なので、未経験からでもエンジニアへ転職することは可能です。
報告の種類によって変わりますが、2023年現在では、約30万人不足していると言われています。
そこで今回は未経験から ITエンジニアになるための戦略を、実体験をもとに記載していきます。
また、この戦略は私みたいな一般人向けのものであり、一部の広告で出ているような華々しい成功方法ではないことをご容赦下さい。
営業職からエンジニアへの転職は成功する可能性も高いと考えているので、転職を迷っている方は、前回の記事をご確認くださいませ。
独学とプログラミングスクール
転職を検討するにあたり、エンジニアの適性があるかを判断しましょう!
前置きが少し長くなりますが、営業職からエンジニアへ転職した人でよく聞く話しを以下に記載します。
・ずっとモニターを見続けるのがしんどい
・ずっと座っているのがしんどい
・会話が少なくなり、孤独を感じる
・地味な作業が多く、達成感を感じない
営業職は、売上さえ確保していれば、ある程度裁量があるので、働きやすいといえば働きやすいでしょう。
一方で、真面目に働いても成果が出なくて辛い方もいます。
(私は成果も出していましたが、長時間労働で残業代も出ず、家族ともっと過ごしたかったので辞めました。)
ITエンジニアは他の業界と違い、自分に適性があるかどうか、転職前に見定めることができる珍しい業界だと考えています。
私みたいな短期離職を繰り返さないためにも、ここは一度落ち着いて、自分にITエンジニアの適性があるか確認しましょう!
私がお勧めする勉強方法は、2つです。
-
独学でプログラミングを勉強してみる
-
プログラミングスクールに通う
です。
1. 独学でプログラミングを勉強してみる
今は書籍だけでなく、動画コンテンツも充実しています。
その中で自分に興味のある分野の教材を一通り試してみましょう!
個人的にお勧めな方法は、Udemy を使用して、一通り動画通りに手を動かしてみることです。
ここでなんとなく、自分には適性の有無が見えてくるので、もっと興味を持って勉強したい気持ちや、転職してもやっていけそうかも?と思うようになれば、転職活動を視野に入れましょう!
2. プログラミングスクールに通う(オンライン)
実際に転職をすると言っても、未経験で何の実績もない人が転職できる企業は、やりがい搾取のブラック企業だと考えて問題ありません。
※別の人事担当と話したところ、2019年頃から実務未経験をターゲットにしたやりがい搾取ビジネスが増えていることを確認しました。
上記注釈については以下の内容をご確認ください。
ということで、せっかくエンジニア適性がありそうだと分かったら、次は体系的に学ぶステップに進みましょう!
イメージで言うと、独学で学んだ点と点を、線でつなぐのがプログラミングスクールだと思って下さい。
あとはプログラミングスクール選びですが、皆さんの予算と学習期間にあわせて選んでいただければ、そんなに悪いスクールには当たりません。
理由は、大きく2つあります。
- この戦略では、SESとして働くことを想定しているからです
- プログラミング言語は、あくまでツールなので、複数言語を学ぶことになるからです
そのため私がお勧めするプログラミングスクールは、補助金が出るスクールです。
どこも相場は40〜50万くらいしますが、政府からの補助金があると、20万円前後まで下がり、スクールへのハードルが下がります。
スクールによっては、必要なパソコンのスペックが決まっているところもあるので、スクール代以外にもパソコン代が発生する場合があることを念頭に入れてください。
転職活動
もしあなたが自社開発や受託開発の道へ進むことができるなら、それはそれで素晴らしいことです。
しかし現実的にITエンジニア未経験の場合は、私の感覚ですが、8割がSES企業に就職することになります。
実際に転職をサポートしてくれた複数名から同じことを聞きましたので、信ぴょう性はあります。
であれば、可能な限り待遇の良いSES企業に入ることを目標として転職活動を進めることになります。
もしあなたが、離職済みの場合、転職先が決まらず焦る気持ちも分かりますが、以下の記事に書いたようなSES企業もあるので、妥協せず転職活動を行ってもらいたいです。
私が考える、良いSES企業の特徴については、以下にまとめますので、ご確認ください!
とりあえずなんでもいいから現場を経験
スクールを卒業して、晴れて転職が成功したら、やっとこれでエンジニアとしてのスタートラインにたてました!
おめでとうございます!
あなたが、良い条件で転職活動が終了していることを願うばかりです。
され、これからは現場で経験値を増やしつつ、自分の理想とするエンジニアや働き方を目指していくことになります!
しかし忘れてはいけないのは、この転職戦略は確実に短期間でITエンジニアになることを目標としているため、SES への入社が前提です。
そして多くの SES 企業では、最初の案件は自分で選ぶことができません。
なぜなら、私のような営業経験者でプログラミングを少しかじった程度の人間を、すぐに開発現場で欲しがるでしょうか?
そうではないことは、簡単に分かりますよね。
そのため、ファーストステップとしてとりあえず何かしらの現場に行き、可能であれば1年以内に何かしらの資格を取得すると、セカンドステップで、あなたが挑戦したい開発エンジニアへの道が拓けてきます!
ファーストステップとして考えられるお仕事
・IT 事務
・運用、監視業務
・ヘルプデスク
・サポートエンジニア
・テストエンジニア
・開発エンジニア(レアケース)
最初から開発エンジニアになることって、意外と難しいという現実をまずは受け入れてください。
せっかくプログラミングスクールに行っても、開発エンジニアになれないなら、意味が無いと思ったそこのあなた!
せっかく勉強したことが無駄にならないように、なるべく大手のSESに入社するんですよ!
私のファーストステップは、Azure のサポートエンジニアでしたが、AZ104 という資格を取得し、サポートエンジニアから開発エンジニアへステップアップが確定しました。
大きい会社は、あなたが頑張りさえすれば、ステップアップできる環境が整備されているのです!
自分がやりたい分野へキャリアチェンジ
ファーストステップを乗り切った皆さん!
まずは、お疲れ様でした!
このステップでは、やっとあなたが理想とするエンジニア像へ挑戦できるフェーズとなりました。
あなたのファーストステップがどれになるかは分かりませんが、私の感想は、最初から開発エンジニアじゃなくてよかったな。と思います。
サポートエンジニアとして、色んな立場のエンジニアと呼ばれる方と関わることができたうえに、IT業界全体の流れを知ることができたことは、私のキャリアを考えるうえで、とても大きな影響を与えてくれました。
さて、あなたは次に何に挑戦をしたいでしょうか?
ファーストステップの間に考える時間があるので、ぜひ有効活用して、自分がどういったエンジニアになりたいのか考えましょう!
転職、フリーランス、新サービス立ち上げ等
無事に開発現場を経験したあなたは、さらに次のステップが待っています!
このフェーズでは、SES企業からの転職やフリーランス、新しく出会った仲間と新サービスを立ち上げるなど、なんでもできるフェーズです。
コツコツ真面目に勉強するだけではなく、営業職として培ってきたコミュニケーション能力で現場の方と良い関係を築いてきたあなたは、どんなことでも成功するでしょう!
現場を経験したあなたは、今度は営業職ではなく、コンサルタントとしての可能性もあります。
営業職✖️ITエンジニアという組み合わせがまだ少ない日本において、あなたの市場価値は高いことでしょう。
逆に、そんなに働きたくないという方は、フリーランスとして週3〜4の案件を獲得し続ければ、正社員よりも高い収入で、ゆったりとした生活を送れます。
それも悪くない選択ですし、週の残りを他のビジネスに充てることもできるため、メリットも大きいです!
どんな未来を迎えるか、考えるとワクワクしますね!
以上が、私が考える営業職からのITエンジニア転職戦略でした。
まとめ
いかがでしょうか?
早い方でしたら開発現場を1年経験しただけでフリーランスになる方もいるこの業界は、あなたが目指すキャリアを歩むことができます。
しかし、あなたが目指すエンジニア像になるまでに、数年はかかることを覚悟してからこの業界に来ることをお勧めします。
私はエンジニアを経験したら、もう営業職へは戻れないです!
とはいえ、営業職を経験していなかったら、この楽しさは経験できなかったでしょうから、営業経験のあるあなたも、楽しく働けるのではないでしょうか。
今回の記事が、あなたのキャリアを考える一助になれば幸いです。
良いSES企業の特徴
ITエンジニアとして働くなら、切っても切ることのできないSES企業ですが、参入障壁も低いビジネスモデルのため、たくさん会社があります。
詳しくは、以下の記事におまとめしておりますので、ご確認ください。
「良いSES企業」とは?
残念ながら、誰にとっても「良い」企業というものは存在しません。
そこで今回は、あなたにとって「良い」SES企業に出会うために、求人票や面接で確認したい内容です。
以下の項目を複合的に考えて、あなたにとって「良い」SES企業に転職できればと思います。
・基本給とボーナス
・残業代
・帰社日
・福利厚生
・教育体制
・基本給とボーナス
転職の場合、基本給だけで23万円を超えてると、私の中では合格点としていました。
全くの未経験で東京以外の場合、ボーナス込みで残業代を含まない年収で330万円を超えると、良い企業であると考えています。
(関東以外は300万円を超えると良い)
しかし、ビジネスモデル的にそもそもボーナスという概念は必要無いのでは?と私は考えています。
実際私の会社はボーナスはないかわりに毎月の基本給を高くしてくれており、私はそれで不満がありません。
・残業代
固定残業代が含まれているケースが多いですが、私の会社は1分単位で残業代が出ます。
個人的には固定残業代制度は、あまり好きではないですし、超過した分の請求が本当にされているのか疑問も残ります。
一方で、残業無いのに残業代もらえてラッキー✌️と思う方もいますので、好みが分かれるところです。
・帰社日
基本的に客先常駐で働くSESですが、SES企業の多さから、転職も頻繁に行われています。
それを防ぐために、定期的に社員が集まる「帰社日」というものを設けているところがあります。
この日は何をするかというと、
・飲み会
・現状の報告会
・技術の勉強会
などです。
仲間内で定期的に会いたいと思う方にはいい制度です。
一方で、私みたいにそんなのいいから早く家に帰りたいと思う人にとっては、帰社日を設けていない企業を選択すると良いでしょう。
実際帰社日は、平日の業務終了後にするところもあれば、週末にするところもあります。
もちろん残業代はでません。
・福利厚生
もし家賃補助や社宅制度がある場合は、基本給と合算して、年収ベースでどれくらいになるのかを計算して下さい。
会社が補助を出すと、基本給を減らしても一般的な月収にはなりますが、ボーナスが出る場合、基本給ベースでボーナスが支給されるため、注意が必要です。
・教育体制
ITエンジニアにとって、資格取得は切っても切れない関係です。
もちよん経験も必要ですが、資格を取得すればあなたの可能性も広がりますし、企業も儲かります。
そこで、資格試験の試験代や教材代の補助、資格取得後の昇給について、確認すると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
あなたが働くにあたり、会社に求めることは皆さん違います。
何はともあれお金が大事と思う方もいれば、働く仲間との絆が大切だと思う方もおられます。
転職する際は、求人票で上記の内容を確認し、必要に応じて転職エージェントの方や、面接でも確認してみてください!
SES のビジネスモデル
多くの実務未経験の転職者が就職する、「SES企業」について解説していきたいと思います。
世間一般では、「SES やばい」などと検索されていますが、やばいかどうか見ていきましょう。
SESとは?
SESとは「システムエンジニアリングサービス」を略した呼び方で、IT業界での契約や働き方の一つです。
ビジネスモデル
簡単にいうと、中抜きビジネスです。
以下は一例です。
エンジニアを必要としているA社が、SES企業に40万円払って、1人割り当てる。
SES企業は、月給25万円で雇っているエンジニアBさんに、A社で働くように言う。
BさんはSES企業の社員だが、A社でエンジニアとして働く
SES企業は40万円の売り上げに対して、支出が25万円なので、エンジニアを1人派遣にだすと企業は毎月15万円利益がでます。(税金・福利厚生を計算に含めると、純利益は5〜10万円に落ち着くでしょう)
仕事内容
具体的な仕事内容は以下のものになります。
- 客先のITプロジェクトにエンジニアを紹介する
- 客先のITプロジェクト内でエンジニアに働いてもらう
- エンジニアの働いた時間(技術力・労働力提供)で報酬をもらう
SES企業で働くメリット
・色んな経験ができる
・人脈が増える
・資格取得を支援してくれる
・色んな経験ができる
参加するプロジェクトにもよりますが、2年前後で色んなプロジェクトに参画します。
そのため、一つの企業に所属しながら、数年置きに転職するようなイメージです。
色んな経験ができるからこそ、フリーランスへの転向や転職にも有利に働きます。
・人脈が増える
複数のプロジェクトを経験すると、気の合う人が何人かはいることでしょう。
エンジニアの横のつながりはとても大切で、いつどこから仕事が舞い込んでくるか分かりません。
あなたがよっぽど人見知りでなければ、人間関係構築をしておいて損はありません。
・資格取得を支援してくれる
SES企業も利益を上げるために努力しています。
あなたの実績+αで資格を取得していれば、SES企業も儲かるし、あなたの給料も上がり、自分が希望するプロジェクトへ配属される可能性が高まります。
ITの資格って、2万円前後が最低ラインみたいなところがあるため、資格支援制度は非常に助かります。
SES企業で働くデメリット
・帰属意識が薄くなる
会社にもよりますが、プロジェクトに参画しているのは自分だけというケースも普通にあります。
プロジェクトに参画している他のメンバーも、別のSES企業から派遣されてきていることを考えると、別に自分が所属しているSES企業である必要性は無くなります。
そうやって離職する人が多いため、SES企業では「帰社日」と呼ばれる、月1くらいで社員が集まるイベントを作ります。
私は平日の業務後や土日にわざわざ集まるのが嫌なため、帰社日が無いSES企業を選びました。
・給料が低い
SES企業で働く人の多くは、年収300〜500万円の間だと考えて問題ありません。
そして、未経験でSES企業にはいる場合、年収300万円に届かないこともしばしばあります。
未経験の場合、少しでも高い給料で転職したいので、転職戦略は別の記事にまとめてます。
スキルも実績も無いため、給料が低いことは受け入れましょう。
もしあなたに意欲があるのであれば、SESは何年も続けるところではなく、足がかりとして捉えて将来設計をする方が、あなたの気持ちも軽くなることでしょう。
・達成感を感じにくい
これもプロジェクトによりますが、総期間5年のプロジェクトがあったとしても、自分が関わるのは1〜2年になってしまうことから、プロジェクトの終わりを見届けられず達成感を感じることができない場合があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
SES というビジネスモデルについて少しでも理解が深まったのでしたら幸いです。
こうやってみたら自分でもSES企業を立ち上げることができるかも?って思われた方もいるかもしれません。
実際SES企業は日本に数万社あると言われ、そのほとんどが30名前後の規模であると言われています。
将来あなたが転職・起業するための参考にしてください。
未経験エンジニアを狙い撃ちする、やりがい搾取の増加
転職活動をしていると、色んな企業と出会いますが、その中でも私だけではなく、私のキャリアサポーターや別企業の人事もドン引きした、やりがい搾取を業態としているSES企業がありました。
もし特別な事情がない限り、皆さんにはあまりお勧めしませんので、私の備忘録のためにもまとめます。
SES企業のビジネスモデル
派遣先40万 SES30万円 エンジニア25万円
税金などを踏まえると、これでSES企業はざっくりエンジニア一人あたり月10万円利益を生み出してくれることになります。
詳細は以下の記事にまとめますので、今しばらくお待ちください。
研修6ヶ月の企業は要注意!!
研修が6ヶ月もあるって、とても魅力的♡ と思ったそこのあなた!
ここには驚くべきトリックが隠されています。
そのトリックとは・・・
6ヶ月間の研修を無料で受けさしてあげる代わりに、自分の給料は自分で稼ぐスタイル。です。
要するに、平日の9時〜18時はどこかで働いて、業務時間外の夜の時間や週末祝日に研修を進めるのです。
そして、「研修」とうたっているにも関わらず、残業代はビタ一文出さないという企業です。
こういったスタイルの企業は年々増えており、私がある経営者に確認したところ、2019年頃から徐々にこのスタイルの企業が増えてきているとのことでした。
研修期間が長いメリット
・自分のペースで研修を受けられる
・プログラミングスクールに通わなくても良い
・自分のペースで研修を受けられる
一人一人理解度や習熟度は変わってくるため、自分のペースで研修を受けられることはメリットとして挙げられます。
スクールだと、修了期日が決まっていたり、カリキュラムが決まっているため、完全に自分のペースで研修を進めることができます。
・プログラミングスクールに通わなくても良い
こちらは費用面のメリットが大きいです。
スクールに通うとなると、仕事を辞めないと通えないスクールや、数十万円の出費が発生するため、金銭的に余裕が無い方にとってはメリットになるでしょう
研修期間が長いデメリット
・すぐにエンジニアの現場に出ることができない
・残業代が出ない
・すぐにエンジニアの現場に出ることができない
せっかく転職しても、最初に働く現場は、家電量販店や事務職、携帯電話販売スタッフなど、ITエンジニアに全く関係ない現場に派遣されます。
そのため、最低でも転職後半年は、ITに全く関係ない仕事をこなし、疲れて帰ってきてから研修をすることになります。
本当に頑張れば研修は5ヶ月で終えられる方もいるそうですが、平均して7〜8ヶ月かかるそうです。(これもある人事から聞きました)
・残業代が出ない
一般的に「研修」は会社が費用を払って育てるための制度ですが、この類のSES企業は、研修中の残業代は出ません。
彼らの言い分はこうです。
「研修は無料で受けさせてあげるよ。だから研修中の自分の給料は、自分で稼いでね!」
もちろん経営者の立場としては、リスクの少ない方法でしょうが、従業員として働く身としては、たまったものではありません。
この「研修」は会社の命令で受けるものなのに、残業代が出ないって、シンプルにやばくないですか?
まとめ
確かにプログラミングスクールに通う余裕がないなど、特殊な事情があればしょうがないですが、私はお勧めしません。
あなたが転職活動する際に、こういった企業に出会ったら、細心の注意を払ってカジュアル面談なり面接なりに進んでください。
そして私は、「6ヶ月の研修」という文言が入っている企業には、可能な限り転職しないことをお勧めします。
営業職からITエンジニアへ転職しても大丈夫??
前回更新日よりだいぶ日が経ちました(T . T)
営業職からITエンジニアへ転職して半年が経過したので、実際SES企業に転職してどうだったか紹介したいと思います。
現在の状況
現在、Azure 専門のクラウドエンジニアとして稼働しています。
AZ104 の資格を無事取得して給料が上がるのが分かり、テンションが上がっています!
結局、営業職からITエンジニアへの転職はおすすめなの?
個人的には、以下のどれか1つでも当てはまるなら、あなたの持っている営業スキルを、ITエンジニアとして楽しく働けます!
2つ以上当てはまるなら、あなたにはエンジニアとしてのポテンシャル高いので、ご安心下さい!!⭐️
チェック項目✅
・売りたくもない商品を、数字のために売らされている
・毎日飛び込み営業するのがしんどい
・お客さんの顔色を伺うことに疲れた
・売上を達成できなければ、人として扱われない
・事務所には夕方まで帰社することが許されず、毎日サービス残業をしている
・勉強をすることが苦にならない
・いずれ在宅勤務をしたい
・論理的に物事を考えることが好き
・困り事を解決して、社会貢献してる感や達成感が欲しい
営業職からエンジニアへ転職するメリット
私が考える営業経験者のメリットを3つ記載します。
1. ストレス耐性がある
2. コミュニケーション能力が高い
3. 顧客のニーズを汲み取ることができる
それぞれの項目で記載します。
1. ストレス耐性がある
営業経験があるあなたは、常日頃から高いストレス環境に身を置いている自覚はありますか?
顧客やエンドユーザーからのクレーム、取引先からのクレーム、上司からの売上目標の圧力、などなど、、、
私も社用スマホが鳴るたびに、心臓がバクバクしたものです…(T . T)
まずは、そういった常に誰かからクレームが来ないかを心配して過ごさなくてよくなります。
2. コミュニケーション能力が高い
扱う商材にもよりますが、営業職は色んな人と話すお仕事です。
今の時代、類似商品や、より安価な商材がありふれている中で、少なくともあなたの顧客は、担当者があなただから買ってくれているのです。
どうぞ、自分のコミュニケーション能力に自信を持って下さい。
エンジニアは黙々と作業するイメージもあることでしょう。
確かに集中している時や納期が近い時は、そんな話している余裕は無いですが、普段はそうでもありません。
エンジニアこそ、少しのミスで大きな影響を与える可能性がありますから、普段からのコミュニケーションはとても大切です。
むしろコミュニケーションを大切にできないエンジニアは、私の見る限りすぐ辞めたり、上司からの評価が悪いです。
3. 顧客のニーズを汲み取ることができる
よっぽどな職場でない限り、あなたは商品を購入してもらうために、商材の説明と購入によるメリットをお伝えしてきたことでしょう。
それができるのであれば、エンジニアとしても優秀でしょう。
営業職として、現場で色んなツールを使用したことがあるあなたがエンジニアになるのですから、将来的には技術的な面だけでなく、実際に現場で運用するにあたっての使いやすさも提案できるエンジニアになることができるでしょう。
営業職からエンジニアへ転職するデメリット
1. 仕事場所が変わらない
営業職であれば、出張や担当エリア内での移動があるため、移動中はリフレッシュする時間にあてることもできます。
しかしエンジニアは、出社であれリモートワークであれ、働く場所は毎日同じになります。
もしサボり癖のある営業経験者がエンジニアになったら、苦痛に感じる可能性があります。
2. 新しく勉強をする必要がある
例えばあなたが代理店で仕事をしている場合、分からないことがあれば、メーカーの営業担当と同行することがあるため、ある程度の勉強でよかったかもしれせん。
しかしエンジニアとして働くなら、エンジニア同士で会話をするためにも沢山勉強する必要があります。
勉強し続けることが苦手だと思われるのでしたら、エンジニアへの転職はオススメしません。
3. 給料が一時的に減る
お金はとても大事です。
未経験でエンジニア転職をされるのでしたら、最高でも年収350万円だと考えてください。
低ければ200万円台も普通にあります。
そのため、給料が一時的にでも下がることを許容できない場合は、エンジニアへの転職をオススメしません。
一方で、エンジニアは実力主義な側面も多いため、あなたの実績が増えれば給料は上がります。
毎年一律昇給数千円とかの企業で働いているなら、概算ですが正社員で3年エンジニアとして働けばどっこいの給料レンジ(400〜500万)になり、4年後からは追い越すことも有り得ます。
実際私の場合は、転職時には前職の7割程度まで落ち込みましたが、2024年序盤には前職の8割弱まで回復します。
その後は、私の実力と評価で給料が上がり、フリーランスになればさらに収入が増える可能性もあります。
まとめ
ということで、本日は営業経験ある方は、エンジニアへの転職もおすすめであることをお伝えしました。
今の仕事に不満や将来の不安がある方は、是非行動に移してみて下さい!
定額使い放題の営業しか求人はないの?
こんにちは。
元医療機器営業職経験者です。
さてさて、早速ですが営業ってどういうイメージですか?
お客さんに怒られまくる
飲み会が多い
ノルマがきつい
残業多くて大変
土日もお客さんに付き合わされる
電話なりっぱなし
など、ネガティブなイメージが浮かんだあなた!
良くご存じですね!笑
もちろん、営業職以外の仕事が大変じゃないといいたいわけではありませんが、あくまで今回は営業に特化してお話しします。
営業職の仕事とは?
営業職の仕事の定義は会社によって全く異なりますが、ここでは従来型というか、昭和時代の営業スタイルを紹介します。
営業の仕事がしんどいと言われる所以はここにあるのでしょう。
実際私もしんどかったですし。。。
営業職の仕事
・新規開拓
・契約締結までの訪問
・見積書や契約書の作成
・売上を上げるための活動全般(DM作成やフォローアップメール・電話を含む)
・請求書作成
・書類整理
・経費精算
つまり、新しくお客さんを見つけてくるところから、売上を上げるための活動と、それに付随する雑務を全部「営業の仕事」と会社が定義すれば、それは「営業の仕事」になります。
要するに、「仕事をすればするほど仕事が増えるのに、給料が年功序列で上がらない会社のなんと多いことか!」
ということですよ。
はっきりいって、営業の仕事って多いんですよ。
その仕事量は、定時内に終わらせることが可能ですか?
残業前提の仕事って、そもそも社員を大事にする気がありますか?
上記の仕事に加えて、冒頭で触れた飲み会や土日の付き合いなども入るんですよ?
それが好きな人はそれでいいですけど、強制すべきことですか?
もともと仕事が8時間と言うのは、アメリカで過酷な労働を強いられていた人たちが、
・8時間は仕事に
・8時間はプライベートに
・8時間は睡眠に
というものを求めて仕事は8時間になったのですが、
今の日本はなんですか?
固定残業代30時間含む、月給〜〜円。っていう時点で、1日9時間以上働かせることが前提って、そりゃ精神的におかしくなる人が増えますよ!
私の考え方を「仕事はそんなに甘く無いぞ」とご立腹の方もおられるでしょう。
さらに、残業30時間なんか当たり前だあ!昔は平気で月100時間残業もしてたぞ!と思われる方もおられるでしょう。
そんなあなたは、仕事へのストレスを感じていませんか?本当に楽しかったですか?
よく考えてみてください。
結婚して家族がいる場合、朝子供が起きる前に仕事にいき、夜子供が寝てから帰ってくる生活を本当に続けたいですか?
家族なのに、子供から人見知りされているお父さんを知っています。
残業続きの毎日で、あと9時間もすればまたこのデスクに座って仕事をしているのか〜と考える日々に不満はありませんか?
ちなみに、ストレスは認知症と関係があると言われているので、もしあなたが残業を数十時間という生活を何年もしており、それが原因でストレスが増えているのでしたら、将来認知症になって、定年後の長い人生を楽しめずに働くこともできず、ただただジリ貧な日々を過ごすリスクについて、ぜひ想像してください。
それでもあなたは本当に今のままでいいと考えていますか?
今の会社の営業方法について何の疑問も抱きませんか?
私は嫌だったので、今は営業職からITエンジニアに転職したわけですけども、
もし不満が無いのでしたら、あなたに合っている職場ですので、無理に転職をする必要がありません。
しかしあなたがまだ20代や35歳未満でしたら、給料下がることは覚悟の上でも転職をすることで、QOL(生活の質)は間違いなくあがります。
私の経験
上司からこんなことを言われるわけですよ。
・月曜朝の営業会議で、今の売り上げ進捗状況をみんなで発表してもらうから、資料作って報告してね!と金曜日の19時頃連絡が入ります。
・お前、人間として終わってんな!
と、人間終わってる上司から急に罵倒されて、皆んなドン引きしましたね笑
・営業成績について、上司の考えていることを言い当てるまで帰れまテン。が急遽始まる。そして上司の言う通りにするために上司と同行すると、後でお客さんから電話で「君の上司やばいね笑」と電話がくる
・始業時間の30分以上前にくるのは当たり前で、定時過ぎるまで事務所に帰ってくるな!そして1番残業しているやつがえらい!(残業代は1円もでない)
というようなことを、今まで働いたことのある上場企業でしているわけですから、日本の古くから存在する上場企業は、本当に人を人とも思わないような仕事をさせ続けているのが実情です。
あなたはなんのために仕事をするんですか?
お金儲けのためだけでしたら、オレオレ詐欺の電話でもすればいいじゃないですか。
わざわざビジネスをしている理由は、自分の得意分野で「誰かの役に立ちたい」という思いや、「自分のやりたいことをやりたい」からじゃないですか。
なぜ社員を大事にせず平気で使い捨てにしようとするのでしょうか?
ほとほと嫌気がさしてしまいます。
営業職に光が差した!
そして2022年現在、やっと一部のIT企業のおかげで営業職の働き方改革が進んでくることとなるのです。
それが、アメリカ発の営業方法である「The Model(ザ・モデル)」という営業手法です。
簡単に説明すると、
・新規営業部隊
・契約締結までサポート部隊
・契約後の顧客対応部隊
に分けて営業活動を行うことで、日本の従来型の営業である、「新規開拓〜売上管理まで」を1人で行わず、各部隊の仕事の領域が分かれているため、ひとりひとりの負担が減るだけではなく、その仕事に集中すれば良いという点が大きなメリットとなります。
もしあなたが私と似たような定額使い放題の営業職として仕事をしているのでしたら、ザ・モデル型の営業をしている企業を転職することで、あなたの負担は減ることでしょう。
これについてはまた別記事で書きますね!
いやー、私もこんな企業で働きたかったな〜。
でもITエンジニアからITコンサルの道も開けるので、今後エンジニアの経験を活かした営業活動も興味がありますね!
ではまた次回の記事でお会いしましょう!
初めての転職ロードマップ(17のステップ) ー2回目以降もこの戦略で!ー
はじめに
転職を考える際に、エージェントサービスを利用するかどうか迷うところですよね。
結論から言うと、エージェントサービスは利用しましょう!
なんですが、転職エージェントごとの特徴があるので、それについて解説していきます。
転職エージェントの種類
大手転職エージェント
ここには、マイナビ、リクナビ、doda、ビズリーチなど、誰でも聞いたことがある超大手の転職エージェントを意味します。
特徴としては
・基本的に無料で履歴書作成〜内定までサポートしてくれる
有料オプション有りの転職支援としては
・とりあえず沢山応募するよう勧めてきて、書類通過してから本格的に志望動機等の面接対策に進みます
中小転職エージェント
実は、大手転職エージェントサイトを経由して、中小の転職エージェントがあなたに個別で連絡を取ってくることも多いです。
特にビズリーチは、中小の転職エージェントがいるのですが、彼らはビズリーチの基準をクリアしないとビズリーチ上で活動できないため、安心して転職活動をサポートしてもらえます。
特徴としては
・無料で履歴書作成〜内定までサポートしてくれる
・大手に比べると保有求人数は少なくなります
・応募書類通過率の高さを売りにしてるケースが多いため、会社別毎の職務経歴書を作成するようアドバイスされるエージェントもいます
業界特化型転職エージェント
読んで字の如く、IT専門や医療業界専門、保育士、介護士、ものづくり、外資など、業界に特化した転職エージェントもいます。
特徴としては
・無料で履歴書作成〜内定までサポートはもちろん
・業界のことなら、転職市場、今後の流れなど、何でも分かります。
・一方で、他の業界のことには精通していませんので、どの業界に転職したいかはっきりしている方のみにお勧めとなります。
転職したいなら、まず大手に登録!
あなたが今回の転職が初めてでも、2回目以降であっても、まずは大手転職エージェントサービスに登録しましょう!
しかし、もし転職したい業界が決まっているなら、業界専門の転職エージェントを活用しましょう。
それについては別記事でまとめますので、しばしお待ち下さい。
転職のロードマップ
では本題の、転職エージェントを活用したロードマップを17ステップを紹介します。
最低でも2次面接まであると想定して、細かくステップ刻みました笑
1.履歴書と職務経歴書を簡単に書く(先にあった方がスムーズ)
2.転職エージェントに複数登録する(人によって合う合わないがあるので複数登録)
3.エージェントと電話やオンラインで面談をする(条件面や転職理由を伝える)
4.エージェントから紹介された求人票を確認する
5.履歴書と職務経歴書を更新する
6.エージェント経由で求人に応募する
7.自己紹介や転職理由等、どの企業でも聞かれることを考え始める
8.書類選考通過したら、面接日時を調整する
9.志望動機を詰めて、企業研究を始める
10.エージェントと、7.9.についてアドバイスを求める
11.面接が終わったらエージェントに連絡して、振り返りの時間を作る
12.面接では聞きにくい、給料や残業時間をエージェント経由で確認してもらう
13.面接通過
14.2次面接以降、再度10.を行い次回選考に備える
15.内定通知GET!
16.他社比較して内定受理
17.会社を退職する
スムーズに行けば、有休消化も含めて3ヶ月ほどで新しい職場に転職できますが、働きながら転職活動をするとなると、余裕を持って半年は転職活動することは覚悟しておきましょう。
転職活動のステップ詳細は次回に
17ステップを1つにまとめるのは長くなるので、2〜3つの記事にまとめたいと思います。
ぜひ参考にしてください!
それでは次回の記事でお会いしましょう!