営業職からITエンジニアへの転職戦略

エンジニア職がまだまだ人手不足なので、未経験からでもエンジニアへ転職することは可能です。

報告の種類によって変わりますが、2023年現在では、約30万人不足していると言われています。

 

そこで今回は未経験から ITエンジニアになるための戦略を、実体験をもとに記載していきます。

また、この戦略は私みたいな一般人向けのものであり、一部の広告で出ているような華々しい成功方法ではないことをご容赦下さい。

 

営業職からエンジニアへの転職は成功する可能性も高いと考えているので、転職を迷っている方は、前回の記事をご確認くださいませ。

 

 

 

独学とプログラミングスクール

転職を検討するにあたり、エンジニアの適性があるかを判断しましょう!

 

前置きが少し長くなりますが、営業職からエンジニアへ転職した人でよく聞く話しを以下に記載します。

 

・ずっとモニターを見続けるのがしんどい

・ずっと座っているのがしんどい

・会話が少なくなり、孤独を感じる

・地味な作業が多く、達成感を感じない

 

営業職は、売上さえ確保していれば、ある程度裁量があるので、働きやすいといえば働きやすいでしょう。

一方で、真面目に働いても成果が出なくて辛い方もいます。

 

(私は成果も出していましたが、長時間労働で残業代も出ず、家族ともっと過ごしたかったので辞めました。)

 

ITエンジニアは他の業界と違い、自分に適性があるかどうか、転職前に見定めることができる珍しい業界だと考えています。

 

私みたいな短期離職を繰り返さないためにも、ここは一度落ち着いて、自分にITエンジニアの適性があるか確認しましょう!

 

私がお勧めする勉強方法は、2つです。

  1. 独学でプログラミングを勉強してみる

  2. プログラミングスクールに通う

です。

 

1. 独学でプログラミングを勉強してみる

今は書籍だけでなく、動画コンテンツも充実しています。

その中で自分に興味のある分野の教材を一通り試してみましょう!

 

個人的にお勧めな方法は、Udemy を使用して、一通り動画通りに手を動かしてみることです。

 

ここでなんとなく、自分には適性の有無が見えてくるので、もっと興味を持って勉強したい気持ちや、転職してもやっていけそうかも?と思うようになれば、転職活動を視野に入れましょう!

 

2. プログラミングスクールに通う(オンライン)

実際に転職をすると言っても、未経験で何の実績もない人が転職できる企業は、やりがい搾取のブラック企業だと考えて問題ありません。

※別の人事担当と話したところ、2019年頃から実務未経験をターゲットにしたやりがい搾取ビジネスが増えていることを確認しました。

 

上記注釈については以下の内容をご確認ください。

 

changeyourjob.hatenablog.com

 

 

ということで、せっかくエンジニア適性がありそうだと分かったら、次は体系的に学ぶステップに進みましょう!

 

イメージで言うと、独学で学んだ点と点を、線でつなぐのがプログラミングスクールだと思って下さい。

 

あとはプログラミングスクール選びですが、皆さんの予算と学習期間にあわせて選んでいただければ、そんなに悪いスクールには当たりません。

理由は、大きく2つあります。

  1. この戦略では、SESとして働くことを想定しているからです
  2. プログラミング言語は、あくまでツールなので、複数言語を学ぶことになるからです

そのため私がお勧めするプログラミングスクールは、補助金が出るスクールです。

どこも相場は40〜50万くらいしますが、政府からの補助金があると、20万円前後まで下がり、スクールへのハードルが下がります。

スクールによっては、必要なパソコンのスペックが決まっているところもあるので、スクール代以外にもパソコン代が発生する場合があることを念頭に入れてください。

 

転職活動

もしあなたが自社開発や受託開発の道へ進むことができるなら、それはそれで素晴らしいことです。

 

しかし現実的にITエンジニア未経験の場合は、私の感覚ですが、8割がSES企業に就職することになります。

実際に転職をサポートしてくれた複数名から同じことを聞きましたので、信ぴょう性はあります。

 

であれば、可能な限り待遇の良いSES企業に入ることを目標として転職活動を進めることになります。

 

もしあなたが、離職済みの場合、転職先が決まらず焦る気持ちも分かりますが、以下の記事に書いたようなSES企業もあるので、妥協せず転職活動を行ってもらいたいです。

 

私が考える、良いSES企業の特徴については、以下にまとめますので、ご確認ください!

 

changeyourjob.hatenablog.com

 

 

とりあえずなんでもいいから現場を経験

スクールを卒業して、晴れて転職が成功したら、やっとこれでエンジニアとしてのスタートラインにたてました!

おめでとうございます!

あなたが、良い条件で転職活動が終了していることを願うばかりです。

 

され、これからは現場で経験値を増やしつつ、自分の理想とするエンジニアや働き方を目指していくことになります!

 

しかし忘れてはいけないのは、この転職戦略は確実に短期間でITエンジニアになることを目標としているため、SES への入社が前提です。

 

そして多くの SES 企業では、最初の案件は自分で選ぶことができません。

なぜなら、私のような営業経験者でプログラミングを少しかじった程度の人間を、すぐに開発現場で欲しがるでしょうか?

 

そうではないことは、簡単に分かりますよね。

 

そのため、ファーストステップとしてとりあえず何かしらの現場に行き、可能であれば1年以内に何かしらの資格を取得すると、セカンドステップで、あなたが挑戦したい開発エンジニアへの道が拓けてきます!

 

ファーストステップとして考えられるお仕事

・IT 事務

・運用、監視業務

・ヘルプデスク

・サポートエンジニア

・テストエンジニア

・開発エンジニア(レアケース)

 

最初から開発エンジニアになることって、意外と難しいという現実をまずは受け入れてください。

せっかくプログラミングスクールに行っても、開発エンジニアになれないなら、意味が無いと思ったそこのあなた!

 

せっかく勉強したことが無駄にならないように、なるべく大手のSESに入社するんですよ!

 

私のファーストステップは、Azure のサポートエンジニアでしたが、AZ104 という資格を取得し、サポートエンジニアから開発エンジニアへステップアップが確定しました。

 

大きい会社は、あなたが頑張りさえすれば、ステップアップできる環境が整備されているのです!

 

 

自分がやりたい分野へキャリアチェンジ

ファーストステップを乗り切った皆さん!

まずは、お疲れ様でした!

 

このステップでは、やっとあなたが理想とするエンジニア像へ挑戦できるフェーズとなりました。

 

あなたのファーストステップがどれになるかは分かりませんが、私の感想は、最初から開発エンジニアじゃなくてよかったな。と思います。

サポートエンジニアとして、色んな立場のエンジニアと呼ばれる方と関わることができたうえに、IT業界全体の流れを知ることができたことは、私のキャリアを考えるうえで、とても大きな影響を与えてくれました。

 

さて、あなたは次に何に挑戦をしたいでしょうか?

ファーストステップの間に考える時間があるので、ぜひ有効活用して、自分がどういったエンジニアになりたいのか考えましょう!

 

 

転職、フリーランス、新サービス立ち上げ等

無事に開発現場を経験したあなたは、さらに次のステップが待っています!

 

このフェーズでは、SES企業からの転職やフリーランス、新しく出会った仲間と新サービスを立ち上げるなど、なんでもできるフェーズです。

コツコツ真面目に勉強するだけではなく、営業職として培ってきたコミュニケーション能力で現場の方と良い関係を築いてきたあなたは、どんなことでも成功するでしょう!

現場を経験したあなたは、今度は営業職ではなく、コンサルタントとしての可能性もあります。

 

営業職✖️ITエンジニアという組み合わせがまだ少ない日本において、あなたの市場価値は高いことでしょう。

 

逆に、そんなに働きたくないという方は、フリーランスとして週3〜4の案件を獲得し続ければ、正社員よりも高い収入で、ゆったりとした生活を送れます。

それも悪くない選択ですし、週の残りを他のビジネスに充てることもできるため、メリットも大きいです!

 

どんな未来を迎えるか、考えるとワクワクしますね!

 

以上が、私が考える営業職からのITエンジニア転職戦略でした。

 

まとめ

いかがでしょうか?

早い方でしたら開発現場を1年経験しただけでフリーランスになる方もいるこの業界は、あなたが目指すキャリアを歩むことができます。

 

しかし、あなたが目指すエンジニア像になるまでに、数年はかかることを覚悟してからこの業界に来ることをお勧めします。

 

私はエンジニアを経験したら、もう営業職へは戻れないです!

とはいえ、営業職を経験していなかったら、この楽しさは経験できなかったでしょうから、営業経験のあるあなたも、楽しく働けるのではないでしょうか。

 

今回の記事が、あなたのキャリアを考える一助になれば幸いです。