未経験エンジニアを狙い撃ちする、やりがい搾取の増加

転職活動をしていると、色んな企業と出会いますが、その中でも私だけではなく、私のキャリアサポーターや別企業の人事もドン引きした、やりがい搾取を業態としているSES企業がありました。

 

もし特別な事情がない限り、皆さんにはあまりお勧めしませんので、私の備忘録のためにもまとめます。

 

 

SES企業のビジネスモデル

派遣先40万 SES30万円 エンジニア25万円

税金などを踏まえると、これでSES企業はざっくりエンジニア一人あたり月10万円利益を生み出してくれることになります。

 

詳細は以下の記事にまとめますので、今しばらくお待ちください。

 

 

研修6ヶ月の企業は要注意!!

研修が6ヶ月もあるって、とても魅力的♡ と思ったそこのあなた!

ここには驚くべきトリックが隠されています。

 

そのトリックとは・・・

 

6ヶ月間の研修を無料で受けさしてあげる代わりに、自分の給料は自分で稼ぐスタイル。です。

 

要するに、平日の9時〜18時はどこかで働いて、業務時間外の夜の時間や週末祝日に研修を進めるのです。

そして、「研修」とうたっているにも関わらず、残業代はビタ一文出さないという企業です。

 

こういったスタイルの企業は年々増えており、私がある経営者に確認したところ、2019年頃から徐々にこのスタイルの企業が増えてきているとのことでした。

 

研修期間が長いメリット

・自分のペースで研修を受けられる

・プログラミングスクールに通わなくても良い

 

・自分のペースで研修を受けられる

一人一人理解度や習熟度は変わってくるため、自分のペースで研修を受けられることはメリットとして挙げられます。

スクールだと、修了期日が決まっていたり、カリキュラムが決まっているため、完全に自分のペースで研修を進めることができます。

 

・プログラミングスクールに通わなくても良い

こちらは費用面のメリットが大きいです。

スクールに通うとなると、仕事を辞めないと通えないスクールや、数十万円の出費が発生するため、金銭的に余裕が無い方にとってはメリットになるでしょう

 

研修期間が長いデメリット

・すぐにエンジニアの現場に出ることができない

・残業代が出ない

 

・すぐにエンジニアの現場に出ることができない

せっかく転職しても、最初に働く現場は、家電量販店や事務職、携帯電話販売スタッフなど、ITエンジニアに全く関係ない現場に派遣されます。

 

そのため、最低でも転職後半年は、ITに全く関係ない仕事をこなし、疲れて帰ってきてから研修をすることになります。

本当に頑張れば研修は5ヶ月で終えられる方もいるそうですが、平均して7〜8ヶ月かかるそうです。(これもある人事から聞きました)

 

・残業代が出ない

一般的に「研修」は会社が費用を払って育てるための制度ですが、この類のSES企業は、研修中の残業代は出ません。

彼らの言い分はこうです。

 

「研修は無料で受けさせてあげるよ。だから研修中の自分の給料は、自分で稼いでね!」

 

もちろん経営者の立場としては、リスクの少ない方法でしょうが、従業員として働く身としては、たまったものではありません。

 

この「研修」は会社の命令で受けるものなのに、残業代が出ないって、シンプルにやばくないですか?

 

まとめ

確かにプログラミングスクールに通う余裕がないなど、特殊な事情があればしょうがないですが、私はお勧めしません。

あなたが転職活動する際に、こういった企業に出会ったら、細心の注意を払ってカジュアル面談なり面接なりに進んでください。

そして私は、「6ヶ月の研修」という文言が入っている企業には、可能な限り転職しないことをお勧めします。