カジュアル面談に備える ー自己理解も深めようー
以前カジュアル面談の罠について記事を書きましたが、今回は、企業側がそんな態度で罠にハメに来るならば、こちらはどんなスタンスで臨めばいいのでしょうか?
(もちろん良い企業との出会いもありますからね!笑)
転職で何を叶えたい?
カジュアル面談でせっかく企業に本音を機会があるのですから、あなた自身が今回の転職で叶えたい、「あなただけの本音」いわゆる転職の軸というか優先順位を決めましょう。
一般的に転職の理由は以下のどれかが考えられます
・人間関係
・給料
・業務内容
・残業や休日出勤
・家族の事情
これらの転職理由で、
Mustで解決したいものと、Shouldで可能であれば解決したいが条件次第で妥協できるものを考えます。
条件面で全く妥協できないのであれば、スキルを磨くか、独立してあなたが望む給料の会社を作って下さいね。
例えば、
転職で勤務地(Must)、給料(Should)を改善したいとすると
勤務地は家から職場まで90分かかるから、30分以内で通勤できるのであれば、給料UPしたいが、今と変わらないか、少しなら下がることも許容できる。
理由は、通勤時間が往復3時間が1時間に減ることで、他のことに時間を使えたり、今まで使っていたお金が減るから。などが考えられるでしょう。
そのため、あなたの中で絶対に妥協できない部分と、許容できる部分を複数考えてからカジュアル面談に臨みましょう!
カジュアル面談の心構え
いよいよカジュアル面談のアポがとれて、ついに話す時が来ました!
今回は、業界知識も少ないので、とりあえずカジュアル面談受けて企業理解と業界理解を深めたいと思っていると仮定します。
と、その前に、面談であなたが確認したいことを準備しましょう。
大事なことは、「あなたにも企業を選ぶ権利がある」ということです。
カジュアル面談は求職者に対して、まるで誰を採用するかは企業側に選ぶ権利があるんだぜ!とでも言うかのような態度をちょいちょい出してきます。(ちょっと妄想も入ってます笑)
カジュアル面談のポイント
ということで、カジュアル面談が始まりますが、もちろんこちらから攻撃的になる必要はありませんからね!笑
そして最低限のマナーとして、ホームページは見ましょうね。
大切なポイントはあなたの価値観次第ですが、私は以下の3点を確認するようにしていました。
・業界動向を知る
・希望職種の働き方を知る
・社員をどういう風に大切にしてるか
業界動向を知る
例えば、ITエンジニアは70万人とか80万人足りない!と言われていますが、それは本当でしょうか?
コロナ禍になって、エンジニアへ転職する人が増えて、実はそこまで人手不足を感じていない可能性があります。
或いは、足りないのは実務経験者であって、実務未経験者が何十万人いても役に立たないから必要ない。とか、
2023年4月以降は、大学でプログラミングを学んだ学生が今まで以上に就職し始めるので、実は未経験異業種転職者の枠は今後減る可能性が高い。とかです。
これは実際にカジュアル面談等を通してでないと分からないことなので、皆さんが転職したい業界の採用実績や業界動向は確認しましょう!
希望職種の働き方を知る
例えば「営業職」でも、業界が変われば全然違います。
医療機器や医薬品の営業であれば、担当病院によっては1日中立ちっぱなしの日もありますし、車で10件以上訪問することもあります。
家畜系の営業でしたら、感染症を予防するために、1日1件しか営業できない。とか
業界が変われば職種が同じでも、働き方は全然違いますし、会社によって「営業職」の業務範囲が変わりますので、必ず確認しましょう。
最近は従来型の営業職ではなく、「The model」型の営業職も増えていくことでしょうが、それはまた別の記事で紹介したいと思います。
社員をどういう風に大切にしているか
会社が利益を出し続けるのは、商材が素晴らしいからではありません。
会社が社員のために時間やお金というリソースを使うことで、社員が仕事へのモチベーションを上げる工夫をしているからです。
例えばITエンジニア職において、70〜80%のエンジニアが自社内ではなく、案件依頼先の企業で働きます。(SES)
実務未経験で入社する場合、以下の3パターンのどれかでしょう。
・研修無しで早速現場に行ってください。その代わり、基本的に先輩社員が既にいる現場に行ってもらうので、そこでOJTしてもらって下さい!
・少し研修してから現場に行きましょう(1〜3ヶ月)研修中に適性を見て案件選びましょうね。
現場によっては先輩はいなくて、1人の可能性もあります!
・6ヶ月無料で研修させてあげますよ。その代わり研修中は9:00〜18:00でIT関係無い仕事で働いて、自分の人件費分は稼いでね。
そして平日の夜や休日を潰して研修カリキュラム終わらせないと、いつまでも現場に出しませんからね!(もちろん残業代は出しませんよ)
同じエンジニア職を雇うのに、全然会社によって考え方が違いますよね。これに加えて給与も変わってきます。
どれが良くて悪いは、それぞれの価値観が違うので、何とも言えませんので、自分の理想を考えてから、カジュアル面談で確認しましょう。
給与の上がり幅や資格手当も会社によって全然違います。
自己理解を深めるためにカジュアル面談をしよう!
カジュアル面談は受ければ受けるほど、実は自分がどういう働き方を希望していて、どんな仕事をしたいのか理解を深めることができるようになるでしょう。
基本的に何を質問するかは、面接の逆質問を考える時と同じ考え方ですが、
逆質問はここ↓
今回は私なりに以下の3つから企業に合わせた質問をすると、それなりに企業理解も深まるでしょう。
・業界動向を知る
・希望職種の働き方を知る
・社員をどういう風に大切にしてるか
ちなみに私は、ボーナス無しでいいから基本給が毎月25万円以上で、(見込み残業代含む)を最低条件に転職活動をしました。
通勤時間60分圏内で週1なら夜勤も許容していました。
やっぱり実務未経験エンジニアは年収200万円台も多い中で、私は希望条件より良い、月給25万円、見込み残業代0で1分単位で残業代でるため、基本給だけで300万円を確保できたことは非常に大きいです。研修1ヶ月もありますよ!
本当に良い会社に転職できて良かったです(T . T)
無職期間約半年でこれは本当に高待遇なんですよ!
最後に
カジュアル面談について、事実上の選考会を含んでいる企業もありますが、本当にフランクに何でも教えてくれる企業もあります。まさしく十人十色です。
さらに、カジュアル面談を通して、こんな会社で働きたい!や、こんな会社は嫌だ!というのが分かるようになります。
急いで転職を決めたいと気持ちも分かりますが、金銭的余裕があるのでしたら、焦らずに沢山の企業と面談することをお勧めします!
それではまた次回の記事でお会いしましょう!