「面接」ではなく「商談」にしよう! ー前半ー

転職が成功するかどうかは、「面接」がキーポイントになります。

 

営業職の方は、「商談」として考えて、自分といつ商品がどのようにアピールすれば商談成立するかと考えると、簡単にイメージが湧くかもしれません。

そこで今回は、一般的な商談の流れと面接の流れを被せて解説していきますので、面接の場を商談に変えていきましょう!

 

 

商談の流れ

 

例えば、受付の方経由で決済者とアポイントが取れており、事前に商材のパンフレットを渡していると仮定しましょう。

面接の流れと被せるため、無理やり以下のような形にしています🙇‍♂️

 

  1. 挨拶と世間話
  2. 商材の紹介
  3. 相手からの商材についての質疑応答や反論
  4. 商材を導入するメリットとデメリットを伝える(〜は改善するかもしれないが、〜については他社の方が優れている…等)
  5. 導入する場合、納期や金額についてどう考えているか尋ねる
  6. では、またお返事お待ちしてます!

 

 

受付でのアポ取得とパンフレットのお渡し(履歴書と職務経歴書)

 

受付でアポを取り資料を渡すことは、面接のアポと履歴書・職務経歴書を渡すことを表します。

 

企業のパンフレットはとても作り込まれていて、誰が見ても分かりやすいよう工夫されています。

 

転職活動において履歴書と職務経歴書は、自分という商品を売り込むツールであるため、書類選考で落ちまくる場合は、今一度時間をかけて見直しましょう!

 

特に職務経歴書は、今までの仕事内容と仕事への取り組み方や考え方が表れる場ですので、自分のアピールポイントを簡潔にまとめましょう。

 

書類作成でお困りでしたら、転職エージェントがプロ目線で無料でサポートしてくれます。

しかし転職エージェントはあなたの担任の先生ではありませんので、まず自分なりに考えて書類を作成した上で添削してもらい、こんなことを表現したいけどどのように文字で表現したいか分からないなどを伝えると、親切に教えてくれます。

 

 

商談スタート!

1.挨拶と世間話(自己紹介)

1分前後で自己紹介できるよう準備しましょう。

 

内容は一般的になりますが、

 

初めまして!

 

・名前

・今までどんな思いや考えがあって仕事に取り組んで、何年〜業界で働きました

・職場の同僚関係について、先輩や後輩から〜について頼られる存在でしたなどを伝える

・今は〜という思いを持って転職活動をしています

 

本日はよろしくお願いします。

 

の流れで問題無いでしょう。

 

2.商材の紹介(転職理由と志望動機)

ここでは自分という商材がどんな考えを持って転職活動をしていて、将来どんなことに挑戦したいかを伝える場です。

一般的に面接では、「今回転職しようと思われた理由を教えてください」や、「今回当社を志望した理由を教えてください」が当てはまります。

 

転職理由

あなたが今まで転職活動をしていて、これからも転職活動をするわけですから、あなたが前職や現職に対して何かしらの不満を持っていることは、面接官も分かっています。

 

そしてあなたが過去にも転職していて今回も転職をするのでしたら、ここは多少長くなっても、今までの転職の経緯をしっかりとお話ししましょう。

もし「長くなるから」や「短期離職もあるし・・・」などネガティブなことを考えるかもしれませんが、もしあなたが過去の転職についての事実を伝えないと、面接官は勝手にあなたの過去を想像してしまいます。しかも悪い方向に・・・です。

 

あなたが過去に短期離職をしたことも、複数業界を変えた転職も、履歴書を見ればわかることです。しかしそのことを承知で企業側はあなたと面接したいと考えていることを思い起こしてください。

 

もしあなたがこのタイミングで、今まで短期離職した経緯や、業界を変えて仕事をした経緯、今までと違う業界で仕事をしたい理由を伝えないと、もう2度とあなたにとってある意味弁解の余地が無くなると考えてください。

恐らく面接の時間で聞かれる転職理由と志望動機は、早くも終盤戦到来の合図です笑

 

少し時間が長くなると前置きをしてから、自分の至らなかった点、どうしようもなかった理由、今回は今までの転職の経緯から自分にはこの職種が合っていると思う理由を、長すぎずでも丁寧に伝えましょう。

そうしなければ、面接官はあなたの転職経験について、あなたの努力不足や人格面での問題点を、それはそれは想像豊かに勝手に妄想して、目の前にいるあなたと違うあなたを作り上げてしまいます。

 

短期離職の経験や今回の転職で業界を変える場合は、私の転職理由を一部抜粋して掲載しますので、ご参考にしてください。

(医療機器の営業職からITエンジニアへのキャリアチェンジの場合)

 

・1社目(在籍期間2年)

人の役に立ちたいと考え、生活に直結する医療機器の営業職に興味を持ち就職しました。今後営業職としてもっと成長したいと考え、いろんな商材を扱いたいことと、年収をあげたかったので転職しました。

・2社目(在籍期間4ヶ月)

仕事へのやりがいは感じていましたが、私の努力不足が大きく、今までの営業経験が全く通用しなかった。

私が入社するまでに、前任の営業が辞めていたことから、引き継ぎも無い状態での仕事をしていたところ、1社目の友人からヘッドハンティングしてもらった。

短期離職につい社長ともそのことについて話し合ったが、社長は私のヘッドハンティングを快く受け入れてくれて、新しい挑戦するために転職することを決意しました。

・3社目(在籍期間11ヶ月)

1社目での仕事が評価されてヘッドハンティングをされた上に、1社目で扱っていた商材よりも多い商材を扱うことができたため、仕事へのやりがいは感じておりました。

しかし新型コロナの影響もあり、残業時間が月に60時間程と休日出勤や夜間の呼び出しもあったことから、仕事を通して人の役に立ちたいという気持ちは変わりませんでしたが、睡眠時間を削りながら営業で車を運転していて何回か居眠り運転をして危ないと感じることもありました。

このままでは家族のために安心して仕事ができないと考え、1日に多くのお客さんと仕事をするのではなく、中長期的に時間をかけてクライアントと仕事をする方が私には合っていると考え、将来的にリモート案件にも携われるITエンジニアに興味を持ち、プログラミングスクールに通いました。

 

いかがでしょうか?

ざっくりではありますが、各社ごとに

・就職したきっかけ

・業務への姿勢

・転職のきっかけ

が記載されているのが分かるでしょうか?

 

先ほども記載した通り、転職理由は必ずネガティブな要素が含まれますが、そこをいかに「他責」ではなく「自責」として話せるかはテクニック的に大切です。

 

 

最後に

さて、文字数も多くなってきましたので、ここら辺で前半戦終了とさせていただきます。

後半戦では残りの4ステップについて記載していきますので、楽しみにしていてください。

それでは次回の記事でお会いしましょう!