転職を考えた時にまず考えること ー「自責」と「他責」ー
前回は天職を探すことについての記事を書きましたが、今回は複合的な理由で転職をしようかどうか迷っている人向けの記事となります。
「自責」と「他責」
全ての物事には「自責」と「他責」が存在します。
一般的に全ての物事を「自責」で考えることができる人が、良い模範的な社員と捉えられて、「他責」で考える人は無能で社会から必要とされないかのような風潮があります。
ここでポイントとなるのは、自分でコントロールできる部分と、コントロールできない部分があるということです。
私の場合、前職の給料はどれだけ売上を上げて成績を残したとしても、昇給は年1回で月1000円上がるだけです。
年間12000円の昇給ということは、10年働いてやっと12万円昇給します。
公務員でも月数千円の昇給で、業界によっては月数万円昇給するのに、月1000円の昇給って。。。
残業がつき60時間あって残業代が出ない上に、給料が上がらない会社に就職してしまった自分が悪い
→よし、転職しよう!
という流れがありました。
ここで自分のコントロールできる部分は、職場に残るか、他の会社に転職(独立)するかどうかです。
自分のコントロールできない部分は、給料面と仕事量です。
私自身のこれまでの転職経験の反省点も踏まえまして、あなた自身も転職を考えるにあたって今一度考えてほしいチェックリストを下記に記載しましたので、自分の本音がどこにあるかを考えてみてはいかがでしょうか?
チェックリスト
それではいきましょう
・仕事は楽しいですか?楽しい場合、どこに楽しみを見出していますか?楽しくない場合、どこに不満がありますか?
・あなたの業界は今後も成長する見込みがありますか?あなたが定年まで働くことができそうでしょうか?
・上司との関係は良好ですか?悪いですか?
悪い場合、改善するためにあなたができることはありますか?(もう少し積極的な報連相を行うなど)
或いは絶望的に修復不可能でしょうか?
・社内の人間関係は良好ですか?悪いですか?
悪い場合、我慢できるレベルですか?或いは改善できる余地はありますか?
・残業時間や給料のバランスに満足していますか?不満がありますか?
不満がある場合、残業時間と希望給料の理想はどれくらいですか?
最後に
いかがでしたか?
自分がコントロールできる範囲内で改善の余地があるのでしたら、無理に転職をせずに今の場所で活躍することを検討した方が良いでしょう。
なぜなら、あなた自身に改善の余地がある場合、転職して環境を変えたとしても同じ問題がつきまとうからです。
そうすると結局転職を再度考えることになってしまうでしょう。(私の経験談です)
しかし、自分がコントロールできない範囲で、会社も改善しようとせず、あなたも許容できないレベルなのでしたら、転職をして環境を変えることでしかあなたの望みは叶いません。(こちらも私の経験談です)
あなたは既によく頑張っています。
転職を考えるに当たって、環境の変化や一時的な収入減など、不安要素が沢山ある中で、仕事だけではなく新しい仕事についても考えるあなたを、心から応援しています。
私も第一子が生まれた時に休職していて退職予定であったため、あなたの転職に対する不安は分かるつもりです。
どうかあなたの転職活動が、自分に向き合う良い期間となり、あなたが輝ける職場で働けるよう心から願います。
それでは次回の記事でお会いしましょう!